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ピノキオの魅力

木で作られた人形ピノキオが、人間の男の子になるまでの冒険物語を感動的に描いたディズニー長編アニメ映画の2作目。アメリカでは1940年、日本では1952年にようやく公開されました。
前作の『白雪姫』が大ヒットをした後、ウォルト・ディズニーが手掛けたのは、お姫様が出て来る作品ではなく、イタリアの小説家カルロ・コッローディ作の童話『ピノッキオの冒険』と言う冒険物語でした。
嘘をつくとニョキニョキと伸びる鼻、意地悪なキツネに騙されたり、さらにはロバの耳が生えてきたり、ピノキオを作ったゼペットじいさんを助けるためにクジラのお腹の中で、大活躍するなど子供たちが見てワクワクドキドキするシーンが満載の初めてのアドベンチャーアニメーションでもありました。
そして、ピノキオの良き相棒であるこおろぎのジミニー・クリケットは、現在のディズニーアニメにもほぼ必ず登場する主人公のよき理解者であり道化役でもある重要な存在という物語の基本パターンを確立した作品とも言えるでしょう。
劇中でジミニー・クリケットが歌った『星に願いを(When You Wish Upon a Star)』は第13回アカデミー賞で歌曲賞を受賞し、世界中の人に愛されるスタンダードナンバーとなっています。
東京ディズニーランドでは、ピノキオの冒険の旅をトロッコに乗って体験できる「ピノキオの冒険旅行」がファンタジーランド内にあり、根強い人気を誇っています。映画を見てからこのアトラクションを体験すると感動間違いなしです。