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白雪姫の魅力
ディズニーアニメーションの出発点でもあり、金字塔でもある作品、それが『白雪姫』です。アメリカでは1937年に世界初の長編アニメーション映画として公開されました。
1937年と言うのは、昭和12年、なんと78年も前の映画なのです。言わずと知れたグリム兄弟による童話『白雪姫』の映画化です。
日本では13年後の1950年9月26日に公開されました。俳優の動きを実写で撮影し、そのフィルムから1枚ごとに動画を起こす古い手法を使って、流れるような動き、小人たちの豊かな表情が生まれ、さらにはテクニカラーによって見事な色彩を表現しました。これを聞くと気の遠くなるような膨大な時間と労力がかかったことが想像できます。
実際、4年の歳月と当時の金額で170万ドルという巨額な製作費がかけられ、当初は回収が危ぶまれましたが、ふたを開けてみると予想をはるかに上回る大ヒットを記録しました。これもひとえに、子供から大人まで楽しめる普遍的なストーリーと共に最高のクオリティの娯楽作品に仕上がっていたからでしょう。
またこの時代に、映画に中の音楽が大ヒットを記録したのも、特筆すべきポイントです。小人のマーチ『ハイ・ホー』は、今でも誰もが口ずさめる名曲です。2012年には実写版の『スノーホワイト』が製作され、主演のスノーホワイト役は、クリスティン・スチュワートが演じました。しかし、この映画はディズニーではなくユニバーサルによる製作でした。
